アニメ制作、タイムシートって?
みなさんこんにちは、ことるなです。
今日はアニメ制作には欠かせないタイムシートについて説明します。
タイムシートとは、演出や原画の人が動画やカメラワークなど後の工程に情報を伝えていくものです。
それがこちら↓
このタイムシートに順番を書いて詳しく説明しましょう。
①その作品名を書きます。
②話数を書きます。
③カット番号を書きます。カット数は作品で違いますが大体300カット前後です。
④そのカットの時間を書きます。1+0だと1秒ですし、1+12だと1秒12コマとなります。
⑤原画を担当する人の名前を書きます。
⑥シート枚数を書きます。2枚中1枚目なら2/1です。
⑦主にカメラワークなどの撮影指示を書きます。
⑧動きの指示を書きます。
赤い線が引いてあるところで1秒になります。
アニメは基本コマ打ちで1秒24コマになっています。
アニメは連続した動きの絵を残像効果で自然な動きに見せています。その自然な動きに見せるには1秒間に12コマ以上の絵が必要だと言われています。
ではそんな自然な動きを見せるための指示を書く場所を説明します。
①原画の人がコマ数を書くところです。この場所で動きの全てが決まります。
②ここでは台詞やSEなどが書かれます。
③動画の人が原画指示に合わせて数字を書きます。
④カメラワークの撮影指示を書きます。
私達仕上げが見るのは基本③と④になります。
適当な例で書いたものがこちら↓
Aセルが1コマ打ち、Bセルが2コマ打ち、Cセルが3コマ打ちにしました。
書きながらこれどんな動きだよと思いました(笑)
今回は1秒ということで1秒の下にこまでですよ~という波線を引いています。これはどの作品のシートでも書かれています。
私達仕上げはこのタイムシートを見て前回説明したようにクミを切ったりします。
普段はあまり見ることのないタイムシートの説明でしたがいかがでしたか?
最近はそういう設定も一般でも見れるようになりましたからどこかで見れたらこの記事を思い出してくださいね。
ではまた!