こんにちは、ことるなです。
最近のアニメ制作は紙だけではなくデジタルでの原画、動画が多くなって来ました。
デジタルなのでスキャンをすることが無く、ごみ取りをする必要があまりなくなっています。
だからといって線修正もやらなくていいというわけでは無いのです。
デジタルの線でも線が突き抜けてしまっていたり、デジタル特有のギザギザ線は絶対に修正する必要があります。
もちろん目、眉が透けない作品で透けて描かれていたらそれも消さなくてはなりません。
あとデジタルで一番ひどいのがコピーして少しずらして貼り付けているものです。
歩く動作で合成ではなく、動画さんが上半身をコピーして少しズラして貼り付け、足だけを動かすということが多くあります。
デジタルはそういうことが出来るので便利だと思うこともありますが、逆にそれをやられると仕上げとしては正直やめてほしいと思っています。
コピーして貼り付けられることにより、本来自然な線の動きが不自然になり、線が一定にならないので私達もペイントする際は貼り付けながら作業する必要があります。
塗り終えてから動かしてみるとそれはもう違和感しかないです。
この酷さなら逆に手書きのほうが良いのかもしれませんね。
リテイクの時も結構大変で、元データは紙なのにリテイクはデジタルということもあります。
何が大変なのかというと、線の太さが全然違うので元データの線と合わないのです。
私たちではどうすることもできないのでそのままやるしか無いのですが…。
デジタルも良し悪し…今後はどうなるのかってところです。
ではまた!